秘密の森の沼地にて

わたしの泡は秘密なんです

暇人候、わたし、愚かな女です、マル

菫さんの下書きをもう一度読む。

寄ってきた男に誘われるが
以前だったらサクっとやってしまうところを
トキメキエキスだけいただいて肉棒での穴埋めはぐぐぐと我慢する話。

 

「埋まらない余白は「孤独」としてクローズアップ現代で特集組まれちゃう。

そうなればまた別の棒、その次の棒・・・と」

 

そんな菫さんは今は、ひとりで孤独と向き合っている。
棒やキラキラで寂しさを埋めたりしない。

 

トイレで手を洗いながら考える。
私はどうなんだろう。
寂しい、のか?
孤独だと、思っているのか?


思ってる。
まだ思ってる。
パートナーがいたって、何をしていたって寂しいと思ってる、みたい。
みたいってなんだ。
わからんのか、自分のことが。
呆れるな、全く。

 

いつも人が周りにいる人はうらやましいなぁと思ってて
人気者になりたいなぁって思ってる。
みんなが「あの人と友達になりたい」と思ってしまうアノ人とか。
(私からするとちょっと意地悪で計算高くて
謙遜にみえるマウンティングするような人が人気者だったりしてモヤったりもするが)一声かけるとワッってみんなが集まるようなアノ人とか。
誰とでも仲良くおしゃべりできて友人知人が多いアノ人とか。
いいなぁって思う。

なんでいいなぁって思うかというと、やっぱり寂しいからなんだろう。
人が集まると寂しくない感じがする。
その時だけかもしれないけど。
だから人気者になりたいんだ。
で、なれなくてガッカリして自分の事、イヤになる。
うん、やっぱり寂しいんだ、私。

でも私、地味だしコミュ障だし、人間として破綻しているから友達すら少ないしな。
菫さんのようにモテないから(それはモテとは言わないよ、と菫さんに言われそうだけれど)(まあそうなんだけど)
そして意気地がないから、そしてジャバザハットだから棒さんを得ることができない。
というか、一度して失敗した・・・・。
埋まらんのだ、棒では。
どころかムナしさと嫌悪しか残らんかった・・・・(苦い過去)(忘れたい・・・)(なかったことにしたい)(いやいやちゃんと愚かな自分と向き合えよ)


書いてて段々アホらしくなってきたぞ。
この年齢になってもまだそんなこと言ってるって、どうなんだろう。
寂しいとか、どうだってよくないか?
タモさんを見習えタモさんを(なんだよいきなり)
タモさんを目指しているなら寂しいとか言うなよ(は?)
というか、寂しくてよくない?
どうにかすることなくない?
生きるって元々寂しいことなんじゃないの?
埋める必要ある?

暇なんだな、あたし。
みんなが楽しくおしゃべりしているその片隅で
みんなに背中向けてカウンターに座ってひとり焼きそばすすって喜んでいる人でいいじゃないですか。